薬剤師のリアルな成長記録:大学と現場のギャップを越えて

店舗研修ではどんなことを教わりましたか。

学生時代、私は服薬指導に苦手意識があり、「知識も経験も浅い実習生が、なぜ患者様に“指導”する必要があるのだろう?」と疑問を感じていました。
しかし、薬剤師にとって服薬指導は避けて通れない大切な業務です。
店舗研修を通じて、その重要性を深く学ぶことができました。
先輩方から「まずは慣れることが大事」と励まされ、見守っていただきながら実践を重ねることで、少しずつ自信がついてきました。
患者様との会話をもとに薬歴を記載することで、服薬指導と薬歴が一体となり、患者様の安心につながることを実感しました。
何より、先輩方が一つひとつ丁寧に教えてくださったおかげで、苦手意識を克服し、自分の成長を感じることができました。

実際に店舗で働いてみての感想を教えてください。

店舗業務に少しずつ慣れ、自分で患者様対応や薬歴記載を行うようになると、「責任感」を強く意識するようになりました。
自分のミスが患者様の安全を脅かすだけでなく、職場全体にも影響を与える可能性があるという緊張感があります。
その一方で、自分の対応次第で患者様に安心して服薬していただけることや、職場に貢献できることにも気づきました。
だからこそ、日々の言動一つひとつに重みを感じています。
こうした経験を通じて、社会人としての危機管理能力や「報・連・相(報告・連絡・相談)」の大切さを実感しました。
これらを意識して行動することが、薬剤師としての信頼につながるのだと学んでいます。

薬剤師業務と大学勉強のギャップを教えてください。

大学では、試験までに数週間〜数か月の準備期間があり、じっくりと知識を深めることができました。
一方、現場では調剤や服薬指導の場面で「数秒の遅れ」が患者様の不信感につながり、時にはクレームに発展することもあります。
そのため、常に時間を意識しながらも、正確性を最優先にするという難しさがあります。
大学で得た知識はあくまで土台であり、現場ではその知識をもとにした判断力や経験が求められます。
知識だけでは対応できない場面に直面するたびに、大学と現場の間にあるギャップを痛感しました。
このギャップを埋めていくことこそが、薬剤師としての成長につながると感じています。

国家試験での勉強法を教えてください。

国家試験の勉強で最も大切なのは「勉強時間の確保」だと考え、私は時間管理を工夫しました。
1日24時間のうち、8時間は睡眠、残り16時間を活動時間とし、その中で10〜12時間を勉強に充てるようにしました。
最初から10時間勉強するのは難しいので、まずは1時間ずつ増やしていくのがおすすめです。
私は朝起きたら「16時間タイマー」と「6時間タイマー」を同時にスタートし、勉強中は6時間タイマーを止めることで、勉強時間と休憩時間をうまく管理していました。
また、ゲームが好きな私は、1日3時間はゲームを楽しみながら勉強を続けていました。
国家試験は、やった分だけ成果が出ます。最大の敵は「だらける時間」です。
自分に合った時間の使い方を見つけて、最後まで走り切ってください!

REALVOICE

薬剤師によるリレーブログ。 入社したからこそ聞ける「本音」を更新中! ナカジマ薬局のウラ側を知ってみよう!

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